
山椒
この小さな身を侮るなかれ。山椒はその実に驚くほどのフレーバーを蓄えています。
蒸溜するとオイリーで重厚、そしてアロマティックな柑橘、温かいペッパーのスパイシーな香りが立ち上がってきます。
山椒は柑橘類とヘンルーダの種類に属し、日本の各地で見つけることができます。そしてその実は非常にアロマティックで数多くの日本料理のレシピに用いられています。特に鰻の蒲焼の薬味や七味唐辛子といったスパイスの主原料として使われています。
そして葉や花山椒と呼ばれる雄花にもその特徴的な味わいが詰まっており様々な郷土料理に使われていることから、京都蒸溜所でも山椒の実と共にこの葉と花山椒もジンのスパイスレシピに加えています。
私たちは京都産の山椒を収穫期の5月に農家から直接取り寄せています。
蒸溜所に届いた山椒は計量し真空状態にした後冷凍保存します。この方法により、年間を通じてフレッシュに限りなく近い状態の山椒を使うことができるようになります。