原料にはお米から造る高質なライススピリッツや柚子、レモン、山椒、生姜や玉露などを最適な状態で収穫して使用しています。
「季の美」の開発には惜しみなく時間をかけてボタニカルの調和や京都の土地を語る味わいを造りだしました。
「季の美」はドライな味わいはもちろんですが、クリーンで独特なアロマがバランス良く調和し和の「らしさ」に満ちた余韻が味わえるはずです。
京都は長く受け継がれてきた独特な文化と近代的な社会が調和している魅力的な街です。
私達は京都で初となるプレミアムなクラフトジンの蒸溜所として、京都が誇る伏見の伏流水はじめ、契約農家が育てる果実やスパイス、お茶、そして10代以上続く京の職人の方々のサポートのもとに「季の美」を製造しています。
京都蒸溜所はジンに特化した蒸溜所としてこの哲学を守っていきたいと思っています。
季の美 京都ドライジンはボタニカルの特性に応じて6つのエレメントに分けた浸漬液を別々に蒸溜する手間のかかる方法を採用しています。
これはグループごとに蒸溜のカットポイントを丁寧に分け、個々のボタニカルの特徴的な良さを最大限に引き出すためです。
このような浸漬・蒸溜方法は世界的に見ても採用している蒸溜所はほとんどありません。
しかし、この方法でなければ季の美特有の香り・味わいを作ることはできないのです。
01
ほのかに甘みのあるマイルドなスピリッツ。季の美の柔らかさを得るために最も重要な原料のひとつ。
京都産を中心とするフレッシュで香味豊かなボタニカルを使用。
02
浸漬後は蒸溜器でエレメント毎に蒸溜します。
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個々のボタニカルの個性を引き出し合う季の美独自の割合でブレンドし季の美の味わいを構成していきます。
このプロセスは『混和』と呼ばれ、高い官能評価力(テイスティングスキル)と品質設計力、そして緻密なデータ管理が要求されるもっとも難しい工程のひとつです。
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クリーンで上質な仕込み水と6種類の蒸溜液を混和(ブレンド)します。
ブレンディングをジンに用いる手法は、世界的にも珍しい季の美ならではの製法です。
05
伏見の伏流水もライススピリッツ同様、季の美のまろやかさを構成するために欠かせない要素であり、加水後はタンクで後熟することによりフレーバーを落ち着かせ、アルコールと水とフレーバーを一体化させて一層まろやかさに磨きをかけることができるのです。
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日本で唯一江戸時代から続く1624年創業の唐紙屋『KIRA KARACHO(雲母唐長)』が文様を監修したボトルに瓶詰めします。
銅色のボタニカル文様が施された墨色のボトルは重厚で厳か。季の美を数百年受け継がれる京都の伝統で包み込みます。
季の美は京都の美しい四季を連想させる、まろやかで柔らかく、
優しい味わいのハーモニーが最大の特徴です。
独自の製法で造る和酒と洋酒の垣根を超えた味わいをどうぞお楽しみください。